願わくば あの音のなかで あなたともう一度出会いたい。 あぶくのような思考がはじけて消える。 色あせる音と色とかおりの中 言葉だけは確かに残る。 出会い言葉を交わしてきた たくさんの人の影が浮かんでは消える。 多くを知り すべてを懐かしみながら 私…
透明な水色の香はどこまでもすきとおる。 わたしはスミレ色のよう。 貝の血液はうつくしく首もとをかざる。 よくしゃべる沈黙と 掬い取れそうな陽光のひと粒ひと粒。 反射する琥珀の檸檬色。 ミントのような風。 永遠に続きそうな高速。 螺旋階段のように続…
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